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■ 発声道場
ベル・カント唱法

発声道場
1.呼吸法について

息の吸い方
1.下腹に手を当ててゆっくり鼻から吸い込む。
  その時下腹がふくらむのを手のひらでしっかり感じながら。
2.みぞおちにげんこつを差し込み息を吸いながらげんこつを体の
  外に押し出すように。
   横隔膜が広がります。
3.背中のちょうど肺の裏側を広げるように息を吸ってみて下さい。
  うまく広がらない時は少しお辞儀をするように身体を前に倒してみて下さい。

 3秒位かけて吸った後はゆっくり7秒位かけて息を吐いて下さい。 
 この3つの呼吸を毎日続けるとだんだん呼吸が深くなります。
息の使い方
1.下腹に手を当ててゆっくりスーッと歯の間から音を出しながらゆっくり吐きます。
  その時お腹を背中のほうへ引きつけるように。手で少し押してサポートしても結構です。
2.おなかで押された息が背骨を立ち昇り、脳天に上がる感じを意識してみて下さい。
3.2.と反対に、吐く息で胸板の骨を擦り下ろすような息に流れも感じて
  身体を息がよく回っているように。 
4.少し膝を曲げると身体の力が抜けやすく、下腹に力が入ります。 2.響きについて

1.基本的には身体中の骨を使って声を良く響かせます。

2.大きくは胸板、背骨、骨盤、頬骨、頭蓋骨です。
ga-ga-ga-と声を出しながらそれぞれの場所を触ってみてください。
ビリビリと振動が感じられればOKです。
あまり高い音域だと感じにくいので女声は一点ハからその下のソ位。
男声はへ音記号の5線内の音域で試してみてください。

3.響きは大きく2つの流れで創られます。
一つは上前歯から胸板、足を伝い床から前へ流れる回転.
そして良く引いたあごから頭蓋骨と頬骨に上がり前方から
天井へ向かう流れです。
この2つの響きの渦が自分の身体の周りを巡り声を運んでくれるのです。
そして2つの流れが顔の前でくちばしのように合わさる感じを意識してください。
具体的な練習方法
1.ハミング・・・上前歯が軽く出るくらいの笑顔で舌根を上顎につけます。
胸骨と鼻の骨に共鳴を感じながら do- re -mi -re- do
低めの音域から始めてください。
2.ga-ga-ga・・・胸の響きが使えるようになるために、地声はとても効果的です。
喉に力をいれて押し出すのではなく、自分の声で身体を擦るような
イメージで出してみてください。do-re-do
「g」を使うのは、舌根が上顎に近くに保たれ、顎が下に引っ張られ
るのを避けるためです。
3.i-i-i(女声)・・地声に慣れてきたら、一点ハの下のらからdo-so-doで地声
から同じポジションで頭声に上がる練習をしてみてください。doは
地声、soは頭声、doは又地声に戻ります。
soに上がる時にしっかりおなかで支えて上がれるように
注意してください。
4.i-i-i-i-i-i・・・do-re-mi-fa-so-fa-mi-re-do頭声がへろへろしないように
大声で遠くの人を呼ぶような感じで。

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